
逃げ場ゼロの空の上――。
『ゴースト・フライト407便』は、タイ発のホラー映画として話題を呼んだ“航空機×心霊現象”という斬新なシチュエーションホラー。
飛行機という密室空間、高度3万フィートという極限の閉塞感、そして正体不明の怪奇現象が乗客を襲う緊張感は、設定だけでもホラーファンを惹きつけます。
低予算ながらもタイホラー特有の“見せ方”と、想定外の展開で最後まで飽きさせない仕上がり。飛行機が苦手な人には、余計にゾッとするかもしれません。
映画基本情報
- タイトル:ゴースト・フライト407便
- 原題:407 Dark Flight 3D
- ジャンル:ホラー/密室サスペンス
- 監督:イサラ・ナディ
- 出演者:マーシャ・ワタナパーニット、ピーター・ナイト
- 製作国:タイ
- 上映時間:105分
- 公開年:2012年
あらすじ
バンコク発プーケット行き、サンセット航空407便。
定刻通りに飛び立った旅客機は、高度3万フィートの上空で突如として“異変”に見舞われる。
乗客が突然叫び出し、不可解な現象が次々と起こりはじめる。
乗員の1人は、かつて事故で亡くなった幽霊を見たと言い出し、機内はパニック状態に。
逃げ場のない空の密室で、乗客たちは恐怖に飲み込まれていく。
果たして、この“呪われたフライト”の行き先とは――。
Filmarks平均評価、全体の傾向
Filmarks評価:★2.3(レビュー件数:178件)
※2025年6月20日現在の情報です。
詳しくは Filmarks内の作品ページ をご確認ください。
評価はやや厳しめで、「設定は面白いが展開が弱い」といった意見が多数。
一方で、「タイホラーらしい直球の驚かせ演出」が逆に新鮮だという声も。
密室スリラーとしての緊張感や、飛行機という日常的な空間での非日常が効いているという評価もあります。
ユーザーレビューまとめ
良い評価
- 飛行機×心霊というアイデアが新しくて面白い
- タイホラーらしい“見せ方”が効いていてビビる
- 低予算ながらも引き込まれる演出だった
悪い評価
- ストーリー展開に緊張感がなく、中盤がダレる
- キャラ描写が薄くて誰にも感情移入できない
- 結末が強引すぎて納得できなかった
こんな人におすすめ
- 密室ホラー、ワンシチュエーション系が好きな人
- 飛行機や空港という限定空間でのサスペンスが刺さる人
- 海外(タイ)ホラーの独特な演出が好きな人
- 安っぽさ込みでホラーを楽しめるB級映画ファン
YouTubeリンク紹介
『ゴースト・フライト407便』は、2025年6月20日現在、YouTubeにて無料公開中です。
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関連作品紹介
- 『フライト・ナイトメア』(2021)
飛行機内で起こる不可解な死と超常現象に、乗客たちが翻弄されるワンシチュエーション・ホラー。 - 『レック/ザ・クアランティン』(2008)
密閉された機内ではないが、閉鎖空間に広がる恐怖を描いたパニックホラーの傑作。