
『ダーク・タイド』は、サメに魅せられ、サメに恐れ、サメに挑む――そんな極限の人間模様を描いた海洋サバイバル・スリラー。
主演はオスカー女優ハル・ベリー。命をかけてサメと向き合うダイバー役を演じ、静かで張り詰めた緊張感をスクリーンに刻みつける。
「襲ってくるサメを撃退する」派手なアクションとは異なり、本作は“サメの海に潜ること”そのものが最大の恐怖。
大自然のリアリズムと人間関係の葛藤が交差する、異色のサメ映画です。
映画基本情報
- タイトル:ダーク・タイド
- 原題:Dark Tide
- ジャンル:海洋サバイバルアクション/スリラー
- 監督:ジョン・ストックウェル
- 出演者:ハル・ベリー、オリヴィエ・マルティネス、ラルフ・ブラウン
- 製作国:アメリカ/イギリス
- 上映時間:96分
- 公開年:2012年
あらすじ
南アフリカの海を拠点に、サメとともに潜水ツアーを行っていたケイト。
だが、ある悲劇的な事故をきっかけに彼女の人生は暗転し、海から遠ざかっていた。
そんな中、裕福な父親とその息子から“ケージなしでサメと泳ぐツアー”の依頼を受け、ケイトは再び海へ戻る決意をする。
しかし、予想を超える荒波、制御不能な状況、そしてサメたちの本能。
再び向き合う“恐怖”と“過去”に、ケイトはどう立ち向かうのか──。
Filmarks平均評価、全体の傾向
Filmarks評価:★2.2(レビュー件数:552件)
※2025年6月4日現在の情報です。
詳しくは Filmarksの作品ページ をご覧ください。
サメ映画としてはやや地味な印象を持たれる本作。
アクションの少なさや、ストーリーの起伏が弱いとの意見もあるが、リアル志向の海洋描写や、登場人物の心理描写を評価する声もある。
総じて「ド派手さを期待すると肩透かしだが、サバイバル×人間ドラマとしては悪くない」といったポジション。
ユーザーレビューまとめ
良い評価
- 派手ではないが、リアルな海とサメの映像に引き込まれる。
- ハル・ベリーの抑えた演技が印象的で、物語に説得力を与えている。
悪い評価
- サメ映画としてのスリルが弱く、盛り上がりに欠ける。
- 人間ドラマに重きを置いているため、テンポが遅く感じる。
- 海のシーンが長く、単調に見える。
こんな人におすすめ
- B級ではなく、リアル志向の“海洋スリラー”を観たい人
- サメとの駆け引きより、人間ドラマや心理描写を重視した作品が好きな人
- 美しい海と緊張感のあるダイビング描写をじっくり楽しみたい人
YouTubeリンク紹介
『ダーク・タイド』は、2025年6月4日現在、YouTubeにて吹替版が無料公開中です。
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関連作品紹介
- 『オープン・ウォーター』(2003年)
実話ベースで描かれる、海に取り残された夫婦の極限スリラー。 - 『ディープ・ブルー』(1999年)
サメ映画の定番。派手なアクションと恐怖演出が魅力の1本。