【海洋サバイバル】『ダーク・タイド』レビュー|サメの海に潜む恐怖と人間ドラマ(Filmarks★2.2/YouTube無料映画)

『ダーク・タイド』は、サメに魅せられ、サメに恐れ、サメに挑む――そんな極限の人間模様を描いた海洋サバイバル・スリラー。
主演はオスカー女優ハル・ベリー。命をかけてサメと向き合うダイバー役を演じ、静かで張り詰めた緊張感をスクリーンに刻みつける。
「襲ってくるサメを撃退する」派手なアクションとは異なり、本作は“サメの海に潜ること”そのものが最大の恐怖。
大自然のリアリズムと人間関係の葛藤が交差する、異色のサメ映画です。

映画基本情報

  • タイトル:ダーク・タイド
  • 原題:Dark Tide
  • ジャンル:海洋サバイバルアクション/スリラー
  • 監督:ジョン・ストックウェル
  • 出演者:ハル・ベリー、オリヴィエ・マルティネス、ラルフ・ブラウン
  • 製作国:アメリカ/イギリス
  • 上映時間:96分
  • 公開年:2012年

あらすじ

南アフリカの海を拠点に、サメとともに潜水ツアーを行っていたケイト。
だが、ある悲劇的な事故をきっかけに彼女の人生は暗転し、海から遠ざかっていた。
そんな中、裕福な父親とその息子から“ケージなしでサメと泳ぐツアー”の依頼を受け、ケイトは再び海へ戻る決意をする。
しかし、予想を超える荒波、制御不能な状況、そしてサメたちの本能。
再び向き合う“恐怖”と“過去”に、ケイトはどう立ち向かうのか──。

Filmarks平均評価、全体の傾向

Filmarks評価:★2.2(レビュー件数:552件)
※2025年6月4日現在の情報です。
詳しくは Filmarksの作品ページ をご覧ください。

サメ映画としてはやや地味な印象を持たれる本作。
アクションの少なさや、ストーリーの起伏が弱いとの意見もあるが、リアル志向の海洋描写や、登場人物の心理描写を評価する声もある。
総じて「ド派手さを期待すると肩透かしだが、サバイバル×人間ドラマとしては悪くない」といったポジション。

ユーザーレビューまとめ

良い評価

  • 派手ではないが、リアルな海とサメの映像に引き込まれる。
  • ハル・ベリーの抑えた演技が印象的で、物語に説得力を与えている。

悪い評価

  • サメ映画としてのスリルが弱く、盛り上がりに欠ける。
  • 人間ドラマに重きを置いているため、テンポが遅く感じる。
  • 海のシーンが長く、単調に見える。

こんな人におすすめ

  • B級ではなく、リアル志向の“海洋スリラー”を観たい人
  • サメとの駆け引きより、人間ドラマや心理描写を重視した作品が好きな人
  • 美しい海と緊張感のあるダイビング描写をじっくり楽しみたい人

YouTubeリンク紹介

『ダーク・タイド』は、2025年6月4日現在、YouTubeにて吹替版が無料公開中です。
YouTubeで視聴する(吹替版)

関連作品紹介

  • 『オープン・ウォーター』(2003年)
    実話ベースで描かれる、海に取り残された夫婦の極限スリラー。
  • 『ディープ・ブルー』(1999年)
    サメ映画の定番。派手なアクションと恐怖演出が魅力の1本。