
ディザスター映画といえば、圧倒的なスケールとリアリズムが魅力ですが、本作『エンド・オブ・カリフォルニア』は、予想の斜め上をいく“異色のB級パニック映画”として一部に知られています。
崩壊するロサンゼルス、沈みゆくカリフォルニア、そして登場するのは――「地震砲」。
絶望的な展開の中で「地震を打ち消す兵器で地震に立ち向かう」というトンデモ設定が炸裂します。
真面目に観るもよし、ツッコミながら楽しむもよしな作品です。
映画基本情報
- タイトル:エンド・オブ・カリフォルニア
- 原題:SAN ANDREAS MEGA QUAKE
- ジャンル:ディザスター・パニック
- 監督:H・M・コークリー
- 出演者:ジョセフ・マイケル・ハリス、クリスティ・ニコルス、リズ・フェニング
- 製作国:アメリカ
- 上映時間:87分
- 公開年:2019年
あらすじ
マグニチュード12.7の超巨大地震が発生し、ロサンゼルスは一瞬で壊滅状態に。
地震は止むことなく連鎖し、カリフォルニア全土に未曾有のパニックを引き起こしていく。
地震学者のヤンは、サンアンドレアス断層で進行中の危機を分析し、このままでは12時間以内に「メガ・クエイク」が起こり、州全体が海に沈むことを突き止める。
それを防ぐ唯一の手段は、「地震砲」を使い、震源に向けて特殊なエネルギーを放射し、地震を中和するという前代未聞の方法。
果たして人類は、迫りくる地球の怒りを止めることができるのか?
Filmarks平均評価、全体の傾向
Filmarks評価:★1.6(レビュー件数:167件)
※2025年6月11日現在の情報です。
詳しくは Filmarks内の作品ページ をご確認ください。
破綻した設定と安っぽい映像に低評価が集まっている一方で、
「これはこれで笑える」「逆に楽しめる」という声も一部に見られます。
地震という深刻なテーマを扱いつつ、あまりにも現実味を欠いた展開が“珍作”扱いされており、ディザスター映画ファンの間ではある意味で記憶に残る作品となっているようです。
ユーザーレビューまとめ
良い評価
- ツッコミどころ満載で、逆に面白くなってきた
- 地震砲という発想がぶっ飛びすぎて清々しい
悪い評価
- 映像も演出も全体的にチープすぎる
- キャラクターに感情移入できない
- B級どころかC級以下の仕上がり
こんな人におすすめ
- B級ディザスター映画をネタ感覚で楽しみたい人
- ツッコミを入れながら映画を観るのが好きな人
- 珍作・迷作が好きな映画マニア
- 非現実的な展開に免疫がある人
YouTubeリンク紹介
『エンド・オブ・カリフォルニア』は、2025年6月11日現在、YouTubeにて無料公開中です。
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関連作品紹介
- 『サン・アンドレアス』(2015)
ドウェイン・ジョンソン主演の本格ディザスター映画。リアルな地震描写と緊迫感が光る。 - 『2012』(2009)
地球規模の崩壊を描いたローランド・エメリッヒ監督の大作。圧倒的スケールで魅せる破滅の物語。