
「父を殺した怪物を討つ。そして愛する人を救う」
そんな王道の復讐譚と、古代中国の民間伝承が融合した異色のモンスターホラーが『水怪 ウォーター・モンスター』です。
舞台は人々が怪物と契約して暮らす村。現代兵器は存在しない時代、若者たちは銛と罠と知恵を武器に、巨大な水棲モンスターとの死闘を繰り広げます。
CGのクオリティや演出にはB級感が漂う一方で、熱い人間ドラマとモンスター討伐アクションが意外なほど盛り上がる一作です。
映画基本情報
- タイトル:水怪 ウォーター・モンスター
- 原題:水怪/Water Monster
- ジャンル:モンスターホラー/アクション
- 監督:シアン・チウリアン
- 出演者:リュウ・リンチェン、ジュ・リーラン、ワン・ホンチェン ほか
- 製作国:中国
- 上映時間:81分
- 公開年:2019年
あらすじ
幼い頃に父親を“水怪”に殺された青年・シュション。
それから10年、今度は恋人シャンランが怪物への生贄として差し出されることに。
村には「生贄を捧げなければ滅ぼされる」という“契約”があり、誰も逆らえない。
だが、シュションは立ち上がる。仲間たちと討伐隊を結成し、竹槍と罠を手に水辺へ向かう。
次々と仲間が命を落とす中、シュションは愛する者を救い、父の仇を討てるのか。
知恵と勇気で怪物に挑む、極限のバトルが始まる――。
Filmarks平均評価、全体の傾向
Filmarks評価:★2.9(レビュー件数:330件)
※2025年6月19日現在の情報です。
詳しくは Filmarks内の作品ページをご確認ください。
「期待しすぎなければ楽しめる」との声が多く、CGの粗さを含めてB級モンスター映画らしい味わいを楽しむ層に支持されています。
中国民間伝承をベースにした世界観と、“現代兵器なしで怪物と戦う”という設定が新鮮で、一定層のファンを獲得しているようです。
ユーザーレビューまとめ
良い評価
- 昔話のような舞台と怪物設定が独特で面白い
- 水辺を滑る怪物の演出にセンスを感じた
- B級だけどしっかり熱くて燃える展開だった
悪い評価
- CGがチープで迫力に欠ける
- キャラの描写が薄く、感情移入しにくい
- テンポが悪く、中盤以降が間延びして感じた
こんな人におすすめ
- 中国の伝承や怪物譚が好きな人
- 『トレマーズ』や『ザ・リチュアル』のような伝承系ホラーが好きな人
- 武器やテクノロジーに頼らない肉弾戦モンスター映画が観たい人
- B級でも燃える展開を楽しめる人
YouTubeリンク紹介
『水怪 ウォーター・モンスター』は、2025年6月19日現在、YouTubeにて無料公開中です。
▶ YouTubeで視聴する(字幕版)
▶ YouTubeで視聴する(吹替版)
関連作品紹介
- 『トレマーズ』(1990)
地中から突如現れるモンスターとの死闘。武器と知恵で対抗するパニックアクションの傑作。 - 『ザ・リチュアル/いけにえの儀式』(2017)
北欧神話をモチーフにした森の怪物ホラー。古代信仰と現代人の恐怖が交差する異色作。